自然栽培米農家が考える農薬のメリットとデメリット

植田氏の話

こんにちは!自然栽培米専門店ナチュラルスタイルの井田です。

熊本県玉名市で無農薬・無肥料の自然栽培米作りに取り組んでいる植田秀幸さん。
実は、「農薬管理指導士」という資格を持っていらっしゃいます。(いろんな資格がありますね)

稲作においては、戦後に「農薬」が登場してくることになります。
戦後は特に食糧不足という状況下の中、安定して農産物を供給出来ることが急務とされました。
そんな時に農薬は、その存在価値を築きあげたわけですね。

「農薬管理指導士」の資格を持つ植田さん。
今は、無農薬・無肥料の自然栽培にて米作りをされています。
なぜ、そちらを選んでいるのか?重要なのは、そこにポイントがあるのかもしれません。

まずはこちらをご覧ください!

農薬のメリットって何?

農薬散布

農薬を使うことによるメリットを挙げるとすれば、
植田さんは、作物が小さい時に農薬を使用することで、病気や害虫を駆除して、ある程度生育を守ることが出来ると言います。

農薬の主なメリットを挙げると

1) 病害虫や雑草による収量の減少を防ぐこと

2) 労働力の軽減

戦後の食糧不足や人口増加に伴い、食料生産の効率性が求められてきた中で農薬は貢献してきました。

農業をされている方で大変な作業の一つは、除草作業だと思います。

この除草作業時間も戦後の農薬の発展と共に減ってきました。

除草作業時間
出典:農薬はなぜ必要か https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/0000103767.pdf

農薬を使用する事で労働時間を減らせて、かつ病気や虫食いなどの損傷がない農作物が効率良く採れるようになりました。

市場では外観の良い作物が取引されるので農薬は必須のものとなってきました。

農薬のデメリットとは?

農薬

効率的な農業に貢献している農薬ですが、デメリットは何なのか?

主に農薬のデメリットは下記となります。

1) 健康負荷

2) 環境負荷

3) 使用しだすとずっと必要になる

植田さんやその他の農家さんの話で出てくるのが、農薬中毒の話です。

農薬の被害を一番受けているのは、実は、農家さん自身ではないかと思います。

これまで私が話をしてきた農家さん達で、実際に農薬散布の後に気分が悪い、めまいがする等言われている方が少なからずおられました。

また、植田さんのインタビューで話していた「キレやすい子ども」が増えているという話は、殺虫剤(昆虫の神経系に作用して効果を現す薬剤)が人の神経系にも作用するのではと懸念されています。

下記の考え方は、一つ参考になるかと思います。

出典:農薬がキレやすい子供を作る? 〜子供には毒の農薬〜【CGS 予防医学】

熟練の自然栽培農家さんと話をしていると
50年ほど前に一気に川魚やホタルが減ったと言います。

当時は農薬を多量に使用している時期だったのであからさまにその変化が分かったようです。

農業で最も大事なのは、土作りといわれています。

その土作りの立役者であり生態系の土台は、「土壌微生物」です。

農薬はこの土壌微生物を殺してしまうので、持続的な農業が困難になります。

現在の農薬は、安全性を試験されている。という意見もありますので、どちらでも自分の心地よい方で選ぶと良いですね。

植田さんは何故、無農薬の選択をしたのか?

植田氏と井田氏メモ

そんな植田さんも50年の農業キャリアのうち、最初は当然のように農薬を使用していたそうです。
そんな折、ご近所の農家さんが「農薬中毒」になったという話を耳にします。

「身体にいいわけないんだよな…」

そこからです。徐々に農薬の使用量を減らしていって、20年以上前には完全に無農薬栽培に切り替えました。

農薬使用をやめていくにあたって周りの人からは何か言われることはなかったんですか?

「それは多少なりありましたよ」と^^;

しかしながら、考えてみれば江戸時代は使ってない
明治~大正、昭和初期においても、農薬というものをほとんど使用することはなかったわけです。

そうであるならば「その当時の農業をやれば農薬を使わなくて済むんじゃないか?
この発想と実践でこれまでやってこられています。

まとめ

植田さんとお米1

加えて、残留農薬の危険性に関してのお考えを伺ったところ
ここでも、やはり子どもたちへの懸念のお話がでました。

「脳神経へ何らかの影響を与える可能性がある。それがキレる、ということにつながっている」

そんなことを耳にするそうです。

厚生労働省が設けている残留農薬基準値というものがあって、それ以下であれば健康への悪影響はないとされています。
農薬管理指導士の資格を持つ植田さんは、その実体験から20年以上農薬を使用していません

そして今、子どもたちに本物のお米を体感してほしい、健康的な身体作りに役立ててほしいとの想いで
植田秀幸自然栽培米「森のくまさん」を提供しています^^

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