【自然栽培歴15年】自然栽培米作りでの問題点とは?|熊本県玉名市|植田秀幸

更新日:2024年3月26日 公開日:2022年2月10日

自然栽培米農家植田秀幸

こんにちは!自然栽培米専門店ナチュラルスタイルの井田敦之です。

今回は熊本県玉名市の自然栽培歴15年の植田秀幸さんに自然栽培米作りで問題点、一番難しい点についてお伺いしました。

日本の農地の99.5%で農薬を使用されていると言われています。無農薬で栽培される方はごく一部なのです。

”無農薬で安全な農作物を作れば良いのに・・・”と思っても簡単ではない理由があるのです。

「実際に無農薬で栽培すると現場では何が大変なのか?」を植田さんのお話と共に一緒に体感できればと思います。

自然栽培歴15年|自然栽培米作りでの問題点とは?

自然栽培歴15年以上の植田さんに無農薬にすることで一番大変な点は何かのか?またどのように解決してきたのかを伺いました。

植田さんの第一声は、「草」でしたね。

実際、多くの自然栽培米農家の悩みの一つです。しかし植田さんはこれまでの経験とノウハウで解決しています。

「一番大変なのは水田に生える草ですね・・」

水田雑草

無農薬にすることで最大の手間は、草取りです。

水田に生えてくる雑草を放置すると上写真のように雑草が繁茂し稲の成長を阻害します。収量がほとんどなくなることもあります。

自然栽培米では、除草剤を使用しないので薬剤以外の方法で対応する必要があります。

植田さん「ジャンボタニシがいれば抑えることができるけど、いなければ雁爪(という道具)を使って2回耕したり、手作業で取ったりするので一番大変ですね」

今回拝見した田んぼでは、ジャンボタニシがいるので雑草はほとんど見当たらず抑えられていました。

「虫による被害はほとんどありません」

自然栽培米農家植田秀幸の稲

私は、植田さんの田んぼをよく見に行きますが、虫の被害をほとんど見たことはありません。

無農薬なので殺虫剤を使用しないのに虫の被害は少ないのです。

植田さん曰く、
「田んぼには、クモの巣があったりカエルがたくさんいたりといろんな虫が棲んでいるので被害が広がらない」と言います。

農薬等でそ虫たちを殺さないので、そこに棲みついている虫たちが害虫と言われる虫たちを捕食してくれている。

つまり、植田さんの田んぼの中では生態系が完成されているのです。

一般には、農薬を使用すると虫の害が広がらないと言いますが、現場を見ると本当なのかと首をかしげます。もちろん植田さんのこれまでの技術と知恵を活かしてこの環境を作っているので一朝一夕でできるものではございませんが。

インタビューしながらつくづく思いました。無農薬・無肥料で作られている植田さんの田んぼを実際に見て実感してもらいたい!

まとめ

植田秀幸と井田敦之

今回は、植田さんに自然栽培米作りでの問題点を伺いましたが、やはり15年間されているので問題点は解決されていました。

そして驚くのは、植田さんの田んぼの見た目です。本当に自然栽培か!?と思うような稲の育ちです。

通常、無農薬・無肥料の自然栽培ですと、収量は減ってしまうのですが植田さんの田んぼではそんなことは感じさせないくらいに、稲たちが元氣よく育っています。

これは、植田さんの長年の経験で培ってきた技術とノウハウの集大成です。
自然栽培でも“ここまでできるんだな”という希望を見せてくれます。

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