にこまるの魅力とは!?|植田自然栽培米
こんにちは!自然栽培米専門店ナチュラルスタイルの井田敦之です。
現在、日々私たちが食用とするうるち米は約800銘柄ほどあるようです(農林水産省のホームページ引用)。その中で熊本県玉名市で無農薬・無肥料の自然栽培米を作る植田秀幸さんは、現在「森のくまさん」と「にこまる」の2品種を育てています。
「にこまる」はお米の食味ランキングでも名前が挙がるようになり知名度が上がってきました。
私が思うに「にこまる」は食味で個性のあるお米です。
お米は単なる米粒ではなく、それぞれ個性を持っており、その個性を味わうのも楽しいものです。
今回は、植田さんになぜ「にこまる」を作る事になったきっかけと「にこまる」の個性に関して伺いました。最後の方に動画も載せていますのでご覧頂ければと思います。
<目次>
無農薬で「にこまる」を作る植田秀幸さん
熊本県玉名市の植田秀幸さんは無農薬・無肥料の自然栽培で「森のくまさん」をずっと育ててきて、2021年から「にこまる」を新しく育て出しました。
植田さんは20年ほど前にご自身が大病を患った際に「量よりも質」を大事にする!と心に決め、本来の食べ物を追求し、収量は少なくなりますが農薬や肥料を使用しない自然栽培米作りに邁進しています。
そんな植田さんが「にこまる」を作る事になったきっかけは、「にこまる」の食味に関して周りの家族の反応が良かったためだと言います。
にこまるの特徴とは!?
「にこまる」は主に西日本で栽培されているお米で、お米の食味ランキングでも毎年目にする品種の一つです。
今回は、その「にこまる」の特徴を米農家さんの視点からお話し頂きました。
栽培面
「にこまる」の栽培面での特徴は、西日本で一番栽培されている「ヒノヒカリ」や植田さんが栽培している「森のくまさん」よりも収穫時期が約5-7日ほど遅いことにあります。
そのため「ヒノヒカリ」「森のくまさん」とは栽培時期をずらして栽培することが可能です。
※収穫時期がずれるので適期に収穫ができるようになり、かつそれぞれの品種のお米をゆっくりと乾燥させる(食味を良くするため)ことができます。
また、昨今の温暖化による気温上昇で問題となっている乳白粒(シラタ)が少ないという特徴があります。
参考:乳白粒(シラタ)とは?
食味面
乳白粒(シラタ)が少ないということは「粒感」などの食感を維持できるということです。
「にこまる」の食味の特徴は、粒が大きく・粘りと甘みがあるお米です。
また、やわらかめの印象でもあります。
人それぞれご飯のお好みはありますが、粘りや甘み、少し柔らかめのお米が好きな方にぜひ味わって頂きたいお米です。
植田さんが「にこまる」を作ろうと思ったきっかけとは?
植田さんは、知人から「にこまるを食べてみて!」と言われて「にこまる」をもらい、家族で食べてみたそうです。
植田さんは日頃玄米を食べていますが、その「にこまる」の玄米が美味しい!と感じたと言います。
次に精米して家族に食べてみてもらったら、息子さんやお孫さんも「おいしい!」と評価してくれて「にこまる」を栽培する、と決めたそうです。
植田さんに「にこまる」の食味の特徴などを伺いましたのでご覧ください。
にこまるの特徴とは?
植田さんが最も感じた「にこまる」の特徴は甘みだと言います。
食味ランキングでも名前が挙がるようになった「にこまる」を味わって頂ければと思います。
最後に:「にこまる」の魅力とは!?
「にこまる」は食味ランキングでもよく目にする品種とお伝えしましたが
やはり最大の特徴は、粘りと甘みがあるお米にあります。加えて、少し柔らかめの特徴もあります。
人間に個性があるように、お米にもいろいろと個性・特性があり、その違いを楽しむ事ができます。
ご飯のお好みは、一人ひとり異なりますが
粘りや甘みのあるお米が好きな方は、ぜひ自然栽培米「にこまる」をお試しいただければと思います!