無農薬の熊本米“あきまさり”の美味しい2つのポイントとは?
こんにちは!自然栽培米専門店ナチュラルスタイルの井田敦之です。
今回は、無農薬・無肥料で育った「あきまさり」の美味しさの特徴に関してお伝えいたします。
毎日食べる主食のお米。
ご家族が多い家庭では、毎日たくさんのお米を食べていることでしょう。
特に、育ち盛りのいるお子様がいるご家庭では
朝ごはん、お弁当、部活前のおにぎり、夜ご飯…
と、毎日たくさんのお米を炊いているのではないでしょうか。
気が付いたら、お米があと少ししかない…!
急いで買いに行くも、いつも買うお米が売り切れ…
仕方なく違うお米を買うことに…そんな経験もおありなのでは?
「成長期のこどもには
美味しくて安全なお米をたくさん食べてほしい!」
そんな親御さんの想いに寄り添う子ども達に食べてほしい力強く育つお米「あきまさり」をご紹介します。
「あきまさり」とはどんなお米なのか?
「あきまさり」というお米をご存知ですか?
1996年に九州で生まれた比較的新しいお米です。
あきまさりが生まれた背景には
ヒノヒカリの存在がありました。
今や九州を代表するヒノヒカリ。
食味が良く、九州で最も人気も高いお米ですが
このヒノヒカリと同等の食味で収穫時期が一週間以上遅い品種として「あきまさり」が誕生したのです。
あきまさりを栽培することにより
以下の利点が生まれました。
①収穫時期の分散
②高温登熟の回避
①収穫時期の分散
九州ではヒノヒカリが主に栽培されていますが、作付量が大変多く、一斉に収穫時期を迎えるため収穫適期を逃してしまう稲も多くありました。
あきまさりは一週間以上収穫時期が遅いために収穫適期をずらさず品質が良いお米がとれるようになったのです。
②高温登熟の回避
登熟とは、開花してから40-50日くらいの間でお米が充実してくる時期です。
昨今の夏の高温で、登熟期における気温の上昇で品質低下が問題となっていました。
あきまさりは、ヒノヒカリより穂が出るのが1週間以上遅いので高温登熟を回避できるのです。
さらにあきまさりは、倒伏しにくく収量も安定しておりヒノヒカリと同じくらい良い食味を持ち合わせています。
無農薬のあきまさりを栽培している農家さん達
【熊本県宇城市 澤村輝彦】
熊本県宇城市の自然栽培米農家の澤村輝彦(さわむら・てるひこ)さんは、20年以上無農薬・無肥料の自然栽培米を作り続けています。
当初は、ヒノヒカリや森のくまさんなどを栽培していましたが、現在は「あきまさり」のみを栽培しています。
澤村さん曰く、「あきまさり」の最大の特徴は、稲の生命力の強さだと言います。
台風で稲が倒れてもまた立ち上がる強さがあり、茎も太く、他とは違う強い生命力を感じた澤村さんは「あきまさり」のみを栽培しております。
【熊本県玉名市 野田秀明】
熊本県玉名市の自然栽培米農家、野田秀明(のだ・ひであき)さんも無農薬・無肥料のあきまさりを育てています。
野田さんは1994年まで、慣行栽培(農薬使用の栽培)をしていました。それまで何の疑問もなく農薬を使用していた野田さんですが、ある日、除草剤をまいたあとに田んぼの中で生物が死んでいるのを見つけ心を痛めます。
さらにその後、農薬を散布している時に農薬中毒になり農薬の使用に疑問を抱き始めました。
そこで翌年の1995年には、無農薬での栽培に取り組みましたが、当時使用していた有機肥料に虫が集まってくる状況を見て肥料にも疑問を持ち、2012年には完全無農薬・無肥料の自然栽培に切り替えました。
農薬被害にあった自身の経験から
安心安全のお米を食べてほしい
という想いのもとに育て上げた、自然栽培米あきまさりです。
無農薬のあきまさりをモリモリ食べる!美味しさのポイントは2つ!
あきまさりの食味の特徴は、粘りや甘さが控えめの優しい味わいのお米です。
だからこそ、モリモリ食べられるお米です。
その上、無農薬・無肥料なのでより安心して食べる事ができます。
①粘りや甘さが控え目
②体にスッと入ってくる優しい味わい
この2つのポイントが
あきまさりの美味しさの秘訣です。
ヒノヒカリと同等の食味と言われていますが、粘りや甘みが控え目で食べやすいお米という点が大きな特徴です。
いろいろな感染症を懸念する中
自身の食生活を見直す方も多くいらっしゃることでしょう。
体に良い食べ物を摂り入れることは免疫力のアップにも繋がります。
健康を願って育てている自然栽培米農家さんの「あきまさり」を食べて元気な体作りにお役立てください。