自然栽培野菜なら安心-残留農薬を落とす簡単3つの方法
自然栽培農家の冨田さんのところでは、自然栽培の中でもかなり難しいと言われる
野菜栽培にもご家族で取り組まれておられます。
農薬不使用とするだけでなく、肥料や資材も一切使わずに栽培される野菜は
収穫量こそは格段に落ちてしまいますが、余計な窒素分を含むことがないので
本来の野菜そのものが持っている美味しさを堪能することができます。
農薬と肥料を使うこと、使わないこと
農薬と肥料を使わない自然栽培では、必然的に野菜が本来持っている生命力を引き出して
強く逞しく育つことになります。
現在は、安全志向が高まってきているので、無農薬で作られた野菜は多くなってきていますが
肥料さえも使わない野菜に関しては、ほとんど目にすることがありません。
野菜の質や量を安定して保とうとするには、一般的には農薬と肥料が必要です。
肥料を使わなければ育ちが悪い、農薬を使用しなければ害虫や病気に悩むことになる、とされています。
けれども、自然の中で育っていく力を持っていることに加えて、さらに肥料を与えることは
過剰な養分を増やすことになり、抑制ホルモンを弱くしてしまいます。
それが逆に病気になる原因にもなり、結果としてまた別の農薬を必要としてしまうことがあります。
一般流通している野菜への不安
そうして一般に流通したスーパーや八百屋さんで売られている野菜には、少なからず残留農薬があります。
そのまま食べることで、すぐにでも健康や体に害を与えるものでもないかも知れませんが
化学物質に過敏に反応する人やアトピー体質の方にとって、やはり不安は付きまとうものだと思います。
その点、自然栽培なら無農薬・無肥料なので、例えばニンジンに関しても皮ごと食べても問題ありません。
むしろ、そのまま食べてもニンジン本来の甘みと旨みに驚かれるかもしれません。
残留農薬を落とす簡単3つの方法
その1・流水で洗う
最近の研究報告によると、野菜を流水で30秒洗うことが推奨されています。
注意点としては「流水」です。溜めた水に浸したのでは溶け出た農薬を再度吸ってしまいます。
その2・塩水
水を張ったボウルなどに少量の塩を入れて(1%程度)野菜を1分間浸します。
その後、流水で洗い流すことで、かなり除去できるようになります。
塩もみして洗い流す、ということでもOKです。
その3・酢水に浸ける
酢と水を1:1の割合にした「酢水」に野菜を浸け込みます。
これも農薬をキレイに落とすことに効果があります。
酢水に浸け込んだ後は流水で洗い流します。
この時、皮のある野菜はタワシやスポンジ等で擦り洗いすることで
より効果的になり、しっかり目に除去することが可能です。
少しでも安心して口にすることができるように、残留農薬を落とす簡単な方法をご紹介しました。
ただ、内部までは手が届かない部分があるので、やはり無農薬・無肥料の自然栽培野菜が安心ですが
毎日の生活の中でお役に立ててください。