冨田うどん・そうめんの美味しさの秘訣は50年守ってきた製麺方法
こんにちは!自然栽培米専門店ナチュラルスタイルの井田です。
私たちがお届けしている冨田自然栽培うどん・そうめんのこだわりは、原材料に自然栽培小麦を使っているというだけではありません。
実は、製麺方法にもこだわっています。
今回は、自然栽培農家の冨田さんが、この方になら製麺をお願いしたいと頼んでいる益田製麺所さんに伺いました。
製麺所の中の風景ってなかなかお目にかかることはないですよね?
冨田さんのこだわりの無農薬・無肥料でつくられた自然栽培小麦を原料としたその麺は
益田さんのこだわりの手間ひまかけた製麺方法でうどんやそうめんとなっています。
効率的な製麺方法が広がっている中、なぜ手間ひまかけるのか?
50年以上の経験からくる「美味しい味わい」を引き出すその製法について伺いました!
「美味しい麺」を50年間追求してきた益田博俊
益田さんの人生は、麺づくりと共にありました。
なんと製麺歴は50年以上!
益田製麺所としては、お父様の代から数えると70年以上!!の歴史がございます。
その歴史の中で蓄えらえた知識と手法で美味しさを引き出しているポイントがあるはず!と、
そのこだわりを探ってみると、、。
益田製麺所さんでは、乾燥方法が大手さんのそれとは違います。
「じっくり乾燥させる」
大手では、製麺後に即ボイラーで乾燥させますが、
益田さんのところではあえて一晩寝かせて「じっくりと」乾燥させています。
このじっくりと乾燥させることが「麺がしまって良い麺ができる感じする」と言います。
50年以上製麺に携わり、お客様の声や経験からこの手間ひまかかるじっくり乾燥に価値を感じているのですね。
益田さんは、製麺機や乾燥方法にこだわり、感覚を研ぎ澄ませていますが、伝統工芸品を作っている方や、いわゆる職人さんの手感、肌感は、
機械よりも正確だったりします。人間の不思議さや鋭さ、可能性を教えてくれますね^^
大手ではできない手法。本当に美味しい麺を求めた結果…
熊本県上天草で昔ながらの製麺方法を守り続けて70年続けてきた「益田製麺所」
大手さんとは、そもそも製麺機、製麺方法も異なります。
多くの製麺所さんでは、当然ですが効率化を重視します。
しかし、益田さんの目的は、「食感の良い美味しい麺を作ること」
そのため、益田さんの使っている製麺機は、重量感のある鋳鉄製の製麺機。
麺を伸ばす際の圧縮も納得いく肌感になるまで何度も通すと言います。
益田さんは、家族経営ですが「家族でするからこそ自分の納得するように作れる」といいます。
冨田さんが、手間ひまかけてこだわり抜いた自然栽培小麦を使って「この方に製麺してもらいたい」と頼む理由が分かります。
昔ながらの麺を現代に残していきたい
冨田さんのこだわりの自然栽培小麦を使用して、
益田さんのこだわりの製麺作業でつくられた「うどん」と「そうめん」。
うどんを食べたある学者さんやお医者さんはそう言ってくれたと言います。
「このうどんだけはおいしい!」
そんな一言がいただける喜びが益田さんの50年の歴史を紡ぐ原動力になっているのかなぁ、と感じました。
手間ひまはかかるけども、それだけの価値ある美味しさ。本当に安心して口に運べる安全な食べ物。
効率化が重要視される現代では、昔ながらの製法を守る所が減ってきています。
益田さんの熊本県天草には他にも製麺所がございますが、益田さんのようなじっくり乾燥させるような製麺所はもうないと言います。
私たちが求めるおいしいうどんとそうめんは、その原料「自然栽培小麦」とそれを充分に活かす「昔ながらの製法」この両輪がとても大切だったのですね。