冨田自然栽培春日ぼうぶらの優しい甘さ―サラダ、スープ、デザートに!
旬のものは体に良い、とよくいいますね。
それは、作物の最も栄養価が高い時期に収穫し、食べるからです。
季節に応じて変化する体の抵抗力や免疫力を高めるには、旬の作物は効果的です。
寒い季節になると、土の中で丸々と育つ根菜類が美味しく食べられるようになります。
体を温める作用がある根菜類は、冷え性にも効果的です。
冬に獲れる野菜の中でも、大きく
そして栄養も満点のかぼちゃ、ぼうぶらについてご紹介します。
ぼうぶらとは?
ぼうぶらは、熊本県春日地区で古くから作られてきたかぼちゃです。
かつてはありふれた野菜の一つだったようですが
その後新しい品種に切り替えが進み、
その後「ぼうぶら保存会」によって復興され、
ぼうぶらは、ひょうたん形の細長い形をしています。
大きさは30㎝〜50㎝ほどで、果肉は鮮やかなオレンジ色をしていて糖度が高く
カットした時の香りは、他のかぼちゃと異なり甘い香りが漂います。
水分を多く含んでいて、滑らかな食感なので
潰してサラダにしたり、スープにしてもより美味しく食べられます。
熊本県菊池市七城町で、自然栽培歴20年以上の経験を持つ冨田さんご家族は
このぼうぶらを無農薬・無肥料の自然栽培で作っています。
味付けは、ぼうぶら本来の甘さだけ!
冨田さんご家族が丹精込めて作ったぼうぶらを
美味しく食べられる簡単レシピをご紹介します!
♦ぼうぶらのサラダ(3~4人分)
【材料】
・ぼうぶら…1/2本
・きゅうり…1/2本
・塩…少々
【作り方】
1.ぼうぶらは皮を剥き鍋で茹で、火が通ったら潰す。
2.スライスしたきゅうりを塩で揉んで水気をしぼる。
3.潰したぼうぶらときゅうりをあえる。
♦ぼうぶらのスープ(2~3人分)
【材料】
・ぼうぶら…1/3本
・コンソメ…1個
・牛乳…350ml
・水…350ml
【作り方】
1.皮を剥いたぼうぶらと水を鍋に入れ火をかけて加熱する。
2.温まったら牛乳とコンソメを入れ、ぼうぶらが柔らかくなるまで煮る。
3.ぼうぶらに火が通ったら、ミキサーにかけ滑らかにする。
♦ぼうぶらのプリン(ココット6個分)
【材料】
・ぼうぶら…1/2本
・砂糖…40g
・卵…2個
・牛乳…200㏄
【作り方】
1.オーブンを170℃で30分予熱しておく。
2.加熱し潰したぼうぶらに、残りの材料全てをミキサーに入れてかける。
3.できた卵液をざるでこしながらココットに入れ、湯をはった天板にココットを乗せ170℃で30分加熱する。
無農薬・無肥料・無添加だから、子どもの離乳食にも!
冨田さんのつくるぼうぶらは、無農薬・無肥料なので
小さなお子様やご年配の方でも安心してお召し上がりいただけます。
ご紹介したレシピも、なるべく砂糖の使用を抑え
ぼうぶら本来の甘さを生かしています。
なめらかな食感と優しい甘さは
子どもの離乳食や介護食にもぴったりです。
シンプルにオリーブオイルでローストして
塩をふって食べたり、天ぷらやコロッケにしても
とても美味しく食べることができます。