令和2年7月豪雨-球磨川氾濫の中でも生き残った「本物」の稲
・この度の大雨被災地の皆様には、心よりお見舞い申し上げます・
こんにちは!
ナチュラルスタイル、スタッフの木村です。
令和2年7月豪雨で水位が4メートルまで上昇した球磨川。
その地域にある自然栽培米の田んぼはどうなったのでしょうか?
特に氾濫による水害でおおきな被害を受けた、人吉地域。
農家さんご本人の安否は無事であり、何よりだったのですが
復旧作業と言っても、想像以上の被害です…。
「水害」という自然災害
今から20年ほど前、平成12年に「東海豪雨」なるものがありました。
“新川”という河川が、堤防の決壊により氾濫し甚大な被害を被りました。
自身も当該地域にて、それを体験し、知人もお家が直接被害に遭いました。
自然災害にも種々ありますが、水害に関して言えば
「その瞬間」もそうなのですが、「その後」も尾を引く被害状況があります。
「水」が泥から何から色んな物を運んで来ますし、
住宅の基礎的部分から木造である柱などを浸食するので、徐々に腐る部分がでてきたりします。
洗い落として乾いても使えるかどうか分からないし、臭いもキツイ。
瞬間よりも、後々に正しい被害状況が判明してくる、というところがあります。
自然の浄化作用と復旧作業
今回の令和2年7月豪雨は、当時の東海豪雨よりも被害規模が大きかったようです。
道路は剥がれて、あらゆるものが流され
「屋根まで水が来た」と。。。
復旧作業を手伝いながらも、この状況です。
さすがに「稲」も無事では済まないだろうと覚悟はしていました。
自然農法の教えの中では、「自然災害は自然による浄化である」というような考え方もします。
何か、行き過ぎた環境危機状況に陥っていたり、
地球環境にとって、良くない状態を人間が作り出していれば
自然が自ら「浄化」しようと行動を起こす、といった感じでしょうか。
ある説では、新型コロナウイルスもその一環であり
今回の雨は、九州地区に影響を及ぼすことになりました。
信じられない!-生きている稲
とは言っても、「なんでここが?」「なんで自然栽培米の田んぼが!」
と感じてしまうのが「人」です^^;
でも、実際の田んぼを見た時、唖然としました。
開いた口が塞がらない、というやつです。
上記の写真を見てください。右側が自然栽培の稲です。
「稲が生きている」
この状況で、稲が生きているんです!
そして農家さんも途方に暮れているのかと思えば
「前向きに行くしかないよね!」
と笑顔を見せてくれる。
こちらが元気をもらってしまったと同時に、自然栽培米を日本のみなさんへ
お届けしていかなければならない、と改めて感じ入る日でした。
ピンチはチャンスという一言ではありませんが、「自然は何かを教えようとしている」
と捉えなければならない出来事と解釈すべきと思いました。