令和2年7月豪雨-球磨川氾濫の中でも生き残った「本物」の稲

更新日:2021年2月21日 公開日:2020年7月20日

球磨川

・この度の大雨被災地の皆様には、心よりお見舞い申し上げます・

こんにちは!
ナチュラルスタイル、スタッフの木村です。

令和2年7月豪雨で水位が4メートルまで上昇した球磨川。
その地域にある自然栽培米の田んぼはどうなったのでしょうか?

特に氾濫による水害でおおきな被害を受けた、人吉地域。
農家さんご本人の安否は無事であり、何よりだったのですが
復旧作業と言っても、想像以上の被害です…。

「水害」という自然災害

九州豪雨

今から20年ほど前、平成12年に「東海豪雨」なるものがありました。
“新川”という河川が、堤防の決壊により氾濫し甚大な被害を被りました。

自身も当該地域にて、それを体験し、知人もお家が直接被害に遭いました。

自然災害にも種々ありますが、水害に関して言えば
「その瞬間」もそうなのですが、「その後」も尾を引く被害状況があります。

「水」が泥から何から色んな物を運んで来ますし、
住宅の基礎的部分から木造である柱などを浸食するので、徐々に腐る部分がでてきたりします。

洗い落として乾いても使えるかどうか分からないし、臭いもキツイ。
瞬間よりも、後々に正しい被害状況が判明してくる、というところがあります。

自然の浄化作用と復旧作業

人吉

今回の令和2年7月豪雨は、当時の東海豪雨よりも被害規模が大きかったようです。
道路は剥がれて、あらゆるものが流され
「屋根まで水が来た」と。。。

復旧作業を手伝いながらも、この状況です。
さすがに「稲」も無事では済まないだろうと覚悟はしていました。

自然農法の教えの中では、「自然災害は自然による浄化である」というような考え方もします。

何か、行き過ぎた環境危機状況に陥っていたり、
地球環境にとって、良くない状態を人間が作り出していれば
自然が自ら「浄化」しようと行動を起こす、といった感じでしょうか。

ある説では、新型コロナウイルスもその一環であり
今回の雨は、九州地区に影響を及ぼすことになりました。

信じられない!-生きている稲

自然栽培の稲

とは言っても、「なんでここが?」「なんで自然栽培米の田んぼが!」
と感じてしまうのが「人」です^^;

でも、実際の田んぼを見た時、唖然としました。
開いた口が塞がらない、というやつです。

上記の写真を見てください。右側が自然栽培の稲です。

「稲が生きている」

この状況で、稲が生きているんです!
そして農家さんも途方に暮れているのかと思えば

「前向きに行くしかないよね!」

笑顔を見せてくれる

こちらが元気をもらってしまったと同時に、自然栽培米を日本のみなさんへ
お届けしていかなければならない、と改めて感じ入る日でした。

ピンチはチャンスという一言ではありませんが、「自然は何かを教えようとしている」
と捉えなければならない出来事と解釈すべきと思いました。

 

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