自然栽培に取り組んだからこそ知った、分かった!※動画あり

更新日:2022年3月17日 公開日:2020年6月22日

風景

日本で無農薬・無肥料での自然栽培に取り組んでおられる農家さんは
全体の0.01%とも言われています。

そんな中、熊本県山鹿市で無農薬米=菊宝米「然」を作っている井手上和樹さん。

今年で自然栽培3年目に入る井手上さんに自然栽培に取り組んで感じた事などを聞いてみました!

自然栽培に取り組むきっかけ

井手上自然栽培米田植え

「取り組もうと思ったきっかけは、これからの未来を担う子供たちに
美味しくて安心安全なお米を届けたいと思ったからです。

そして生産者の顔が見えるお米を提供したい
環境や食育のことなども考えて、地域や熊本に貢献できるよう取り組みたい」

このようなことから、自然栽培米を生産することに挑戦しました。

自然栽培に取り組んで知った、その問題は?

やはり自然栽培に取り組む上で、どうしても外せない問題と言えば雑草や害虫への対策です。
そのような点でご苦労はなかったのでしょうか?
ところが…、

「1年目は、草に関しては思ったほど手が掛かりませんでした。
虫の被害もそんなになかったです。

ただ、2年目は何10年に一度の「ウンカ」発生で相当心配になりました^^;
それなり虫には取られましたが、なんとかかんとかやることはできました。

3年目の今年は、まだ分かりませんが、自然栽培なので自然にお任せです(笑)

実際のところ、手間とか労力というのは、ご本人の感覚や基準値によるところもあると思うので
「たいしたことない」「想像よりは楽」としても、

私たちからすると、「とてもじゃないけど、ついていけない」「びっくりするくらい」の労力がある
ということもある、かもですね。

自然に任せる、と判断できるところも取り組まれている方「ならでは」ですし
その辺り、「覚悟」とある種の器が必要ですね。

自然栽培に切り替えての変化

井手上自然栽培米-然-

慣行栽培から自然栽培へ切り替えて、一番の変化は「収量」ということでした。
この「収量」に関しては、どうしても課題とされるところです。

「慣行栽培から自然栽培へ切り替えて、8俵/反 →5.5俵/反 →5俵/反 と変化しました。
去年はウンカ被害もあったので余計に(笑)」

自然栽培での良い点・悪い点などは?

「悪いというよりも、課題としては「収量」を上げていくことですね。
そこは経験を積んで、勉強して自然栽培でいいお米を作っていきたいです。

良かったのは、自然栽培がきっかけで今まで自分のお米を食べたことがなかった人とか
新しい人たちに自分の作ったお米を食べてもらえるようになったことですね。
自然栽培を通じて新しい方々と知り合えたことです。」

自然と共存することで、逆に人との触れ合いが生まれたり
勉強や経験値を積むことになる、という気づきも与えてもらいました!^^

※インタビュー動画はこちら
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