自然栽培米「菊池の輝き」と「ヒノヒカリ」を食べ比べをした結果とは!

更新日:2023年5月31日 公開日:2021年3月8日

食べ比べ

こんにちは!自然栽培米専門店ナチュラルスタイルの井田です。

今回は、熊本県菊池市の冨田親由・和孝さんが作る自然栽培米「菊池の輝き」と「ヒノヒカリ」を食べ比べ実験を行いました。

今回の比較は、冨田さんが育てた下記2種類の品種です。

1.ヒノヒカリ
九州で最も栽培されている品種で多くの方に人気のお米。

2.菊池の輝き
冨田さんが20年以上ヒノヒカリの自家採種を続けて出現した冨田オリジナルのお米。

今回の比較は、同じ冨田さんの自然栽培米ヒノヒカリでも
ヒノヒカリの自家採種を25年以上続けて新しく出現したお米は、味が異なるのか?を検証してみました。

果たしてどのような結果になるのでしょうか?

自家採種を続けて出現した「菊池の輝き」は味が異なるのか?

菊池の輝きの比較

普段から自然栽培米に接していても、同時に数種類のお米を炊いて食べ比べてみる機会は多くはないものです。

しかも今回の比較は、
どちらも冨田さんの自然栽培米で、自家採種を続けて出現したお米は本当に味や食感に違いがあるのか、全くもって未知です。

同じ条件にするために、「菊池の輝き」も「ヒノヒカリ」も家庭用精米機で7分搗きにして土鍋で炊きました。

「菊池の輝き」vs「ヒノヒカリ」の食味比較の様子と結果

菊池の輝き食味比較

Aのお米、Bのお米というように
先入観を持たないようにどちらが「菊池の輝き」「ヒノヒカリ」か分からないように食べて頂きました。

今回、食べ比べは、お子さんを持つお母さん方が多かったです。
きっと皆さんの感覚と近いかもしれません。

「こっちは甘み・粘りを感じる」
「こっちの方がツヤがある」

それぞれに感じたことを、それぞれアンケート用紙に記入して頂きました。
皆さん、すごく感覚を研ぎすましておられました。

比較の内容は、ツヤ、香り、粘り、甘味、硬さそして全体評価を5段階評価で比較して頂きました。

この微妙な違いが分かるのか?

食味アンケート結果は下記です。

食味比較菊池の輝きとヒノヒカリ

まとめ-「菊池の輝き」vs「ヒノヒカリ」の食味比較

食味比較実験菊池の輝きとヒノヒカリ

ヒノヒカリは九州では人気のお米で食べ慣れているのでやはり評価は高いですね。

今回、菊池の輝きの食味で私が一番気にしていたのは、粘りでした。

自家採種を続けるとだんだんとお米があっさりしてくる傾向にあるのですが、この「菊池の輝き」は、食味の数値検査では、ヒノヒカリよりもアミロース値が1%高い結果がでておりました。つまり、あっさりした食味となっていました。

「菊池の輝き」は、収穫時期が10日ほど遅くなり晩生(おくて)傾向になるし食味はあっさりしてくるし、昔のお米の特性に近づいているのを感じています。

結果をまとめると、

1.ヒノヒカリ
安定的な人気で適度な粘りと甘味を有するお米です。

2.菊池の輝き
あっさりしたお米がお好みの方に適したお米です。

普段食べているお米が、コシヒカリやひとめぼれ等のお米ならば無農薬・無肥料の自然栽培米ヒノヒカリは慣れ親しんだ食味を楽しめるでしょう。

一方、コシヒカリやヒノヒカリなどが好きだけれども、あっさりした食感で楽しみたいという方は、「菊池の輝き」が適しているかと思います。

最後に・・みんなで話し合いながら食するのも風情

漬物

仕事要素としての食べ比べでしたが、みんなでわいのわいのといただくのは楽しさもあります。
普段顔を合わせることのない面子や男子女子、やっぱり触れ合いも大切だと感じました。

ひとりでは決して見えてこない感想だったり、気づき、色んな視点があるので
新しい発見だな~とも思えました!

コロナ禍の今は要注意だし、なかなか皆さんもワイワイガヤガヤと集まることは難しいでしょうけど
春も近づいてきて、暖かくなったらお外で食事もしたいですよね!

なんでもそうかもしれませんが、「現場の声」これってすごく重要
お客さんがどんな感想をもっているのかな?とか
どんな炊き方をしているのかな?などとイメージを膨らませます。

今回はスタッフが漬物も用意してくれて、
自然栽培米、お味噌汁、お漬物と三種の神器のような食味セットで
最終的な感想は「とても美味しく頂きました」^^;

みそ汁
※冨田さんの天然菌黒大豆味噌でお味噌汁を作りました。

土鍋と電気炊飯器で違う⁇

アンケート

今回の食べ比べでは土鍋を使いました。
長谷園(ながたにえん)さんの土鍋ですが、
これが優れもので12分ほど強火にかけてその後30分蒸らすだけで炊けてしまうというもの。

玄米でもふっくらと炊くことが出来ちゃいます^^
皆さんも機会があれば「土鍋で食べ比べ」してみるのも面白いかも、です^^

⇒冨田さんの自然栽培米はこちら

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