自然栽培の田んぼで育った稲は、とてもたくましい!

井手上自然栽培米田比較

2019年を振り返ってみると、今年は警報が出るほどにウンカ被害が多発したということでしょうか。
周辺の田んぼには稲が茶色に変色していたり、倒れていたりするものが多く見受けられました。

そんな中でも自然栽培の田んぼでは、その被害は最小限に留まりました。

 

しっかりと大地に根を張る大切さ

井手上自然栽培米収穫時の稲

一般に流通しているほとんどのお米は、農薬や肥料を使用しています。
農薬や肥料を使うことにより、害虫による被害を防ぎ、また栄養をたくさん与えることができるので
大量に収穫することができます。

それに対して自然栽培は、農薬や肥料を使用することはありません。
ですので、自然栽培の田んぼには、たくさん微生物が生息しています。
しかし、この微生物の活動があるおかげで、虫にも人の体にも優しい自然由来の養分をたっぷりと含んだ田んぼになります。

そしてそこで育つ稲の根は、この養分をたくさん吸収するために地中の深くまで
その根を張り巡らせることになります。
このサイクルが結果として稲に自立する力を持たせ、雨風に耐え抜くことができる強くて逞しい稲に成長させます。

 

農薬や肥料は使いませんが、微生物がたくさん生息しています

自然栽培米の生物

今年は、例年よりも梅雨明けが遅くなり稲の分けつが少なかったり
8月以降も高温多湿な環境が続いたりして天候に左右された一年と言えます。
また、例年と比べ一般にはウンカや紋枯病などが多発する年でもありました。

特にウンカは1,2を争うほど多発した年となり
収穫する際には、メッシュの虫除けネット付き帽子を被らないといけないほどでした。
ことに、晩生で収穫することになる稲には周りの田んぼからウンカが、こぞって集まってきてしまいます。

しかし、自然栽培で育てられた稲達はそんな中でも立派に、丈夫に育つことができました。
一般の慣行栽培のそれとは対照的に、農薬も肥料も使用しない自然栽培の田んぼには、そこまでの被害が出ませんでした。
テントウムシやクモ、ヤゴ、カエルといった多種多様な生物の生態系が形成されているからだと
改めて感じ入ることができました。

 

自分の身体に生命力を取り入れてたくましく!

平田真佐光の稲

今年のお米は、若干乳白色のお米も混じっていたりしましたが、炊いてみると風味があり美味しいお米に仕上がってくれています。

自然本来が持つ生命力の強さを感じ、環境にも人の身体にも優しく、そしてパワーさえも与えてくれる。

しっかりと根を張り、大自然の中で揉まれながら、逞しさを身につける。
何か人間も一緒なんだな、と感じる今日この頃です^^;

その生命力を私達自身の身体に取り入れ
今年もしっかりと締めくくっていかなければいけないと気を引き締め直す初霜の候でした。