自然の教え4-ナチュラルスタイル井田 敦之-

更新日:2021年2月21日 公開日:2019年10月1日

私がミクロネシア連邦国のポンペイという島で
1年半の間、自然と共に生きる民族と生活して以来
自然界と人間界に共通する法則を見出し自分の生活に活かしてきました。
自然から学んだ「幸せに豊かなに生きる秘訣」を分かち合えればと思います。

細胞レベルで変化する

伸び

人間の体の細胞は入れ替わっています。
古い細胞から新しい細胞へ

細胞は3ヵ月で入れ替わり、血液は4ヶ月、筋肉は7ヵ月
入れ替わる期間は諸説ありますが、
人間の体内では新しい細胞へと入れ替わっています。

私たちは、現状維持が安心なのですが
意識・考え方も新しくしていく
まさに細胞レベルで体が変化していきますね^^

動物にもともと備わる「自然治癒力」を信じる

傷

農薬や肥料を使用しないということは、その作物の力を最大限引き出すということと同じなんです。

人間も同じですね。
動物にはもともと「自然治癒力」が備わっています。

外から侵入してきたウィルスや細菌に対して
体温を上げて、免疫機能を高めています。
傷ができれば、血小板が止血し、白血球が細菌を除去し、傷口は勝手に塞ぎだします。

凄い機能が備わっています!
自分の治癒力を超える場合は、西洋医学も良しだと思いますが、なるべく最大限、自分の体の自然治癒力を信じましょう。この機能を磨いていきたいものです。

地球にとって人間は微生物?

エネルギー

私たちの体内は微生物の塊です。
特に腸内が最も多く、よく健康体の方は、
善玉菌:日和見菌:悪玉菌=2:7:1の割合になっているといわれています。

では、地球の視点で見ると、
人間は地球にとって微生物と同じです。
もしかして
善玉菌:日和見菌:悪玉菌=2:7:1の割合は同じかもしれない。

(悪玉菌いっても地球にとってというだけで、その人が悪い人というわけではありません。必要だから存在します。)

ただ、そう考えると、
地球にとって良い事をしようとする人が、
破壊する人よりも若干多ければ地球は良い方向に行くということですね。

私達一人一人次第ですね。

植物と動物の大きな違いとは?

動物

熊本は今日はいい天気です^^
植物と動物の違い。

植物はその場に留まって生存。
その場で光合成産物を生み出し
それを動物に提供している。

一方、動物は、行動することで生存。
特に人間は、植物や他の動物からエネルギーを頂き
自分の能力を行動を通して周りの人に提供している。

大事なのは、植物や他の動物への感謝
自分の能力を行動で提供すること。

今日も楽しく行動する一日を過ごしましょう!

自然は何が必要か分かっている

レンゲ

自然栽培農家の冨田さんは、3年前に
自然栽培歴35年を超えるある方の田んぼを引き継ぎました。
その方は草を生やさない栽培方法で
冨田さんは、土が硬いなぁと感じていたそうです。

冨田さんの管理になって
田んぼのしたいように放っておくと
3年目にして「カラスノエンドウ」が入ってきました。

「カラスノエンドウ」はマメ科で窒素固定をする植物。
勝手に蒔いたわけでもなく生えてくるのです。

そして、今年
ようやく土が柔らかくなってきたのを実感したようです。

自然は、土を豊かにするために
何かが必要か分かっているように感じます。
「勝手に豊かになっていく」のが自然の理です。

日本は緑のやさしさに包まれている

街路樹

日本の土地は汚されてると思う人もいるかもしれませんが、日本の森林面積の割合はどれくらいかご存じでしょうか?

日本の約70%は森林です。
世界で見ると
陸地の約30%は森林です。

日本は実は緑が多いのです。

緑が精神的に与える効果は、
「安らぎを与えて心をリラックス」

外に出た時に、周りを見てみて下さい。
都会だとしても街路樹など緑があるかと思います。
緑のやさしさを感じ取ってみて下さい。

生物多様性は自然界だけのことではない!

菌

自然界では、ウィルスが発生しても地球を絶滅させることはありません。拮抗する微生物が必ずいるのです。
生物多様性が良い理由の一つですね。

私たちの体内も同じです。
多様な腸内細菌を持つことで免疫力がアップします。
発酵食を食べたり菌を受け入れる生活が大事かもしれません。
裸足で田んぼ入ったり、土の上を歩いたり。

「生物多様性」は、
自然界の話では、大事だとよく言われますが、
人間の体内でも生物多様性は大事なのです。
そして、人間どうしでも、多様性が大事なのです。

前向きな「大変」な時期

悩み

これまでいろんな自然栽培農家の話を聞いてきて慣行栽培から自然栽培に変わると3年ほどは、虫や病気が発生したり大変な時期を過ごします。

そのあとは安定してくるのですが
この「大変」という字はすごくおもしろいですね。

「大変」ってマイナスイメージを持ちますか?
でも昔の人は分かっていたのか?
漢字に書いてる通り、大きく変わる予兆です。

何もしない人に、大変なことが起こった場合
大きく変わる必要に迫られています。
行動している人に、大変なことが起こった場合
大きく変わる予兆です。

そう考えると「大変」は前向きな変化

「体」は、自分の最大のパートナー

運動

シニアの方で最も大事にしているのは健康
60-79歳の方の約84%は健康を第一に考えているんですね。

私たちは、「自分を表現したい」と思っても、
それを制限をしているのは「体」です!
体と共に自分を表現していくしかないんですね。

シニアの方が健康に気を付けているのは
・規則正しい生活
・適度な運動
・休息
等があるようですが、
自分の最も身近なパートナーである体に感謝
意識してメンテナンスしていきましょう!

「柔」の生き方

柳

「柔」は自然栽培の中では土作りに非常に大事な要素です。

そして、
人間にとっても「柔」の生き方は非常に役に立ちます。

体の柔は、コリをなくししなやかにする。
心の柔は、相手を受け入れる。

剛は、自分を通しますが
柔は、意識範囲が相手まで含み、受け入れる。

自分を守るため剛の部分が出る時が誰しもありますが
柔で生きた方が物事がスムーズにいきます。

雨の日の氣分のコントロール

蒸気

自然栽培農家は、火・水・土の要素を大事にしていますが、水の要素は、非常におもしろい。

私たちは、水を物質的にもエネルギー的も見ています。

例えば、雨
天氣(天の氣)が雨の時
水は上から下に降ってきますね。

それにつられて、
私たちの氣分も上から下に流されます。
(私たちの体は成人で60%の水分でできている)

それをそのまま感じるのも良いかもしれませんが
氣分は熱量を上げると、
水蒸気のように上がります。

今日何かワクワクすることを考えるとか。
何日か先の予定してる楽しみを考えるとか。
もしくは、いつもの1.2倍で速く仕事するとか。

雨のもう一つの顔とは

雨

熊本では激しい雨が降る予報です。
雨は、単なる水の物質循環と捉えることもできるし、
浄化と捉えることもできます。

例えば、大気中の大気汚染物質(PM2.5等)を流してくれ
キレイにする浄化の働きもあります。

少ない雨は空気を浄化し
中くらいの雨は、動植物や人間を浄化し
大きな雨は、大地や海を浄化する
と言っている方がいますが、
なんとなく理解されている方もいると思います。

いづれにしても雨には浄化の顔もあります。
大きな雨の時は、何事もなく周りの方の無事を願い
自分の氣が乱れていないかチェックし整えていきましょう。

先人の方にとっての「土」とは!

土

農業で大事な土作り
当たり前のように「土」という語を使いますが、この成り立ちをご存じでしょうか?

「土」という字は、縦長に固めた土を台の上に置いた形から「土」という漢字が成り立ちました。

なぜ、土を縦長に固めて台に置いていたのか?
それは、先人が、土は万物を生み出す大きな力、神の霊が宿っていると信じられ、土の神様として祭った様子なのですね。

ちなみに土の神様がおられる所に示すへんで「社」(やしろ)

先人達は、万物を生み出し、暮らしを支える土に感謝していたのですね。
土を殺さず、土に感謝した生活を土台にしたいものです。

自然が教える思い描いた状態になる方法

自由

土は、私たちの食べ物を創り出す重要な役目があります。そこに種を蒔き、日が当たり、水を注ぐことで芽生えてきます。

私達も非常に似ています。
私たちの体という土壌があり、
想いという種を蒔き
情熱という日を当て
行動という水を注ぐ

思い描いた状態になろうとするならば
上の要素は全て大事になってきます。

どんな行動のエネルギーを発していますか?

水

自然栽培農家にとって水は非常に大事にしている要素の一つです。

水は流れる自然界のエネルギーで
キレイな水の地域は農産物も美味しいと言われていますね。

人間の場合は
自分の理想とする状態を収穫物とすると
“行動”というエネルギーを注ぐ必要があります。

行動は、主に”行い”と”言葉”があります。

キレイな水の地域の農産物は美味しいと言われるように
キレイな”行い”と”言葉”は良い収穫物をもたらします。
自分の行いと言葉はどんなエネルギーを発しているだろうか?

清流と沼から学ぶエネルギーの流れ

清流

水というのはいろいろとヒントを教えてくれます!

清流と沼
違いは水の流れ
流れがある所には良い雰囲氣が漂います。

一方、水が滞っている所は、空氣がよどみます。

自分の体も同じです。

体に取り入れる水の流れ
行動・アウトプット・インプットのエネルギーの流れ
自分の中のエネルギーや知識・情報の流れを意識してみましょう。

暑い日はこまめに水をとる理由

汗

植物も動物も水循環は大事です。
人間(成人)の体内の60%は水分といわれ、グルグルと栄養分を運び、体内を巡っています。

植物体や人間の体を見ていると
すごい仕組みで成り立っている事に氣付きます。

特にこの暑い時期、自然と汗をかきます。
これは、植物の蒸散も同じなのですが
上がった体温を気化熱により体温を下げる仕組みです。
人間の場合、特に熱に弱い脳を守るためですね。

発汗は体温を下げるのに最も効率的といわれています。
汗が蒸発するとき体内の熱を奪っているのですね。

つくづく人間の体は、人智を超える仕組みだと感じます。
自分の体をいたわり、
暑い日は水分をこまめに取って過ごしましょう。

すべての存在は必要とされている!?

伸び
自然栽培の世界にいると「害虫」という言葉を段々と使わなくなります。
いてほしくない虫もいますが、「虫」と呼ぶようになります。

私たち人間の都合で良い虫・悪い虫と分けますが
実は自然界全体だと必要な虫です。

これは、全てにおいて同じです。

人間も必要とされていない人はいないです。
自分は、誰にも必要とされていないと思った人がいたとしても、必要としている人が絶対一人います。
それが、自分自身ですね。

自分と向き合うって大変ですが大事です。

自然栽培農家は想いを大事にしている!?

冨田さんご家族
自然栽培農家に触れるほど、
「想い」を大事にしているのが分かります。
曖昧なことだと思いますか?

無農薬で40年以上栽培されてきた方が仰っていました。
「これまで、無農薬にこだわって栽培してきたけど、結局、根本は想いだね」

私は、自然の法則が人間界の法則が似ていると思い
根本となる物質は同じではないのかと調べて
原子より小さいミクロの世界を学んでいますがおもしろい!

ミクロの世界では、物質は、
粒でなく波で振動している側面があるのですね。

自然栽培農家のいう「想い」はやはり大事かもしれない。

皆さんも仕事や家族に想いがあると思います。
その「想い」を大事にされて下さい!
意外にパワフルです。

形の良い野菜の方が価値がある??

形の悪い野菜

無農薬・無肥料で育てると
形の良い野菜、形の悪い野菜の2種類ができます。

形の良い野菜は、まっすぐで傷がついていない。

一方
形の悪い野菜は、曲がってるし傷もついてる。

形が悪いのは、
環境的なストレスを受けたり虫たちと共生したからです。

でも、形が悪いと価値が下がるんです!

この2種類の野菜を人間としてみたら
どちらが面白みのある人間なんだろう。

環境ストレスを受けて、
一般とは違った生き方をした人間の価値は下がるんだろうか?

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