自然栽培米農家が自然栽培を志した理由とは?以前はどんなお仕事をしていた?

更新日:2021年2月19日 公開日:2020年7月29日

補植
こんにちは!
ナチュラルスタイルの瀬上(せがみ)です。

九州南部が梅雨明けしました。
熊本でも連日晴れの天気が続き
先週までの大雨が嘘のようです。

自然栽培米の苗も
この日差しをたっぷりと受け
ぐんぐん成長しています。

でも、農薬や肥料を使わないぶん
苗を食べるジャンボタニシが多く発生したり
雑草が伸びたりするので

手作業で補植したり
除草したりしなければなりません。

慣行栽培よりも手間のかかる自然栽培。
なぜ、自然栽培農家さんたちは
自然栽培を志したのでしょうか。

子どもたちの食の未来のために

平田 真佐光さん

お米の食味ランキングで【特A】を
10年以上連続で受賞している熊本県菊池市七城町。

ここに、自然栽培歴14年の
平田 真佐光 (ひらた まさみつ)さんがいます。

平田真佐光

米農家の息子として生まれ、小さい頃から
米作りのお手伝いをして育った平田さんにとって
一番辛い作業は、農薬の散布でした。

そのため、自分が独立したときは
農薬を一切使わない無農薬栽培をしようと決意。
2006年に、自然栽培米作りを始めました。

平田真佐光と赤ちゃん

自然栽培に対する平田さんの想いは
次世代を担う子どもたちに本物のお米を残し
健康で幸せに暮らせる世の中にしたい
という想いです。

片岡耕太郎さん

同じく菊池市で自然栽培米を作る
片岡耕太郎さんは、自然栽培歴6年目です。

ブレスト片岡耕太郎

片岡さんは、菊池市に移住するまでは
陶芸家として活躍していました。

土に触れる仕事柄、自然と調和する感性が鋭く
おのずと自然栽培に出会ったという片岡さん。

ブレスト米田植え

これからの日本を担う子どもたちに
自然・食に関心を持ってもらいたい

という想いのもと

サッカーチームに所属する子どもたちと
田植えから収穫まで一緒に米作りを行ってきました。

自然栽培米作りをすることで
子どもたちの健全な心を養う場を作っています。

安心安全の食で健康な体作りを目指す

山野幸司さん

山野さん夫婦

熊本県荒尾市で、天日干しの自然栽培米作りを
10年以上続けている山野幸司さんは
30歳のときに大病を患いました。

山野天日干し

そのとき山野さんは
全ての原因は食べ物にある」と感じ
自然に良い育て方をした食べ物は、人間の体にも良い
という答えにたどり着き
体に優しい安心安全の食を追求することを決意。

自然栽培米作りを志しました。

縄田伊知郎さん

縄田田植え体験

米作り2000年の歴史を誇り
江戸時代は重要な米の商港として栄えていた
熊本県玉名市で自然栽培米を作る縄田伊知郎さんは

農家になる前は、療養食のコックとして
病院に勤めていました。

患者さんのための食事を作り
患者さんたちの体の変化を実際に見た縄田さんは
食で人の体は変わる
と実感しました。

泥子ども

人の体に優しく、美味しいし 食べ物を作りたい。
そのような想いから、自然栽培農家に転身したのです。

令和2年度の自然栽培米も元気に育っています

補植

梅雨が明け
日光を浴びて青々と育っている
自然栽培米の苗。

今年の梅雨は例年よりも長く
特に県南では甚大な被害に遭いましたが
自然栽培の苗は、水害に負けず
元気良く育っています。

大柿さん田んぼ被害後

農家さんが手間暇をかけて手入れし
愛情をたっぷり注いだ稲は
今年も黄金色に輝く
美味しいお米に育つことでしょう。

収穫までの成長を見るのが
とっても楽しみですし
我が子のように見守り続けた稲の味わいもまた
ひとしおでしょうね!

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