自然栽培米と無農薬栽培米の違いとは!?
自然栽培米とは、農薬と肥料を一切使用せずに、
自然のエネルギー(太陽、水、土)のみで栽培されたお米のことを言います。
その一方、無農薬栽培米とは農薬は不使用でも、
化学または有機肥料を用いて栽培されたお米です。
無農薬米に関しては、栽培期間に農薬を使用していなくても残留農薬などが検出されるケースも多くあるため、農林水産省は無農薬栽培米と表示することはできないとしています。
ナチュラルスタイルで取り扱っている全てのお米は、
農薬と肥料を使用せずに栽培された自然栽培米をお届けしています。
自然栽培米と無農薬栽培米の共通点
お米を栽培する上で
生産者が田んぼに施す物は下記の二つです。
1.農薬
2.肥料(化学・有機)
自然栽培米に関しては、一年を通して上記の1. 農薬と2.肥料を使用しません。
すなわち無農薬・無肥料栽培です。
無農薬栽培米とは、1.農薬を使用していないお米です。
つまり、肥料には触れていないお米です。
無農薬栽培米だから安心だと思うかもしれませんが
肥料に関しては化学肥料、有機肥料どの肥料を使っても問われません。
実は無農薬米とは表示できない。
実は、無農薬米とは表示できません。
残留農薬や周囲からの飛散もありますが、無農薬米は優良誤認を招く原因となるためです。
そのため、「栽培期間中農薬不使用」という表現が正しい表示と言えます。
安定供給できるお米を栽培するために、多量の農薬や肥料が使われ、
人体や環境への良くない影響が問題となりました。
それにより、無農薬米といった表記が注目された時期がありました。
しかし、栽培していた田んぼの残留農薬や近隣の田畑で使用された農薬の影響によってそういった作物からも農薬が検出されたり、虚偽の表示もあったケースが後をたたず、農林水産省は「無農薬」「減農薬」「無化学肥料」「減化学肥料」といった表示を全面禁止にしました。
なお、表記方法の参考として、
全く農薬を使用していない農作物には、
農薬:栽培期間不使用
節減対象農薬(有機JASでも認められていない農薬)を使用してない農作物には、
節減対象農薬◯割減と節減割合について詳しく表記する必要があります。
現在は、そのような曖昧な表現を避けるために、
新たにガイドラインに沿って生産された「特別栽培米」という表示が使用されています。
この場合、地域の慣行レベルによって多少異なりますが、農薬を撒いた回数が通常の慣行栽培米の50%以下そして化学肥料の窒素成分量も50%以下に抑えて育てられたお米を特別栽培米と言います。
自然栽培米と無農薬米はどちらが安心なお米なのか?
自然栽培米と無農薬米は、
農薬を使用していないという点では同じなのですが、
肥料を使用しているかどうかで大きな違いがあります。
農業を学ぶと肥料(N.P.K)は、農産物生産に必須だと教えられます。
画像参照:https://www.alibaba.com/product-detail/NPK-20-20-15-TE_109334819.html
しかし、農業に肥料を多用しだしたのは、明治維新後です。
特に戦後は、肥料、農薬ともに使用量が増加して、
今では、肥料・農薬が当たり前という認識になっています。
自然界の循環を見ると
化学肥料も多用する有機肥料も不自然です。
化学肥料は工場製品のサプリメントと同様です。
有機肥料、特に家畜糞使用の堆肥は、窒素養分を多く含み、窒素分の多い作物になる可能性が高いです。
また、田んぼに撒かれた堆肥に含まれる窒素の多くはお米に吸収され、利用されますが、過剰に投与した場合、地下水や川に溶け込み、周辺の環境に影響があったり、温室効果ガスのひとつとして知られる一酸化二窒素(N2O:亜酸化窒素)に変化し、空中に放出されることがあります。
自然栽培米の場合、農薬や肥料を一切使用しない農法によって栽培されるため、このような不自然な事態が起こることは決してありません。
また、肥料などを使用した稲に比べ、成長スピードはゆっくりですが、大地にしっかりと根を張った生命力のあるお米に育ちます。
ナチュラルスタイルでは、熊本県の農家さんによって大事に育てられた安心・安全の自然栽培米をお届けしています。
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