なぜ、自然栽培米ならアレルギーの人でも安心安全なのか?
日本では、1970年代までアレルギーを患う方はほとんどいませんでした。
しかし、高度経済成長を経た現在では、日本人の約3人に1人が、何らかのアレルギーを患っているといわれています。
現在、食物アレルギーを患っている子ども数は30~50万人以上はいるとされています。
参考:厚生労働省「食物アレルギー」
参考:論文「日本における食物アレルギー患者数の推計:疫学調査の現状と課題」
生活の利便性と化学物質の関係
産業の改革・発達によって、生活様式も便利で豊かになった一方で、化学物質によって引き起こされる健康被害が増えています。
そのリスクは私たちのごく身近な生活用品にも潜んでいるため注意が必要です。最近では、マスクや手袋、スプレー剤などの日用品に含まれる化学物資が皮膚障害を引き起こしたと厚生労働省から報告されています。
環境省は現代社会での化学物質活用に伴い、大気・水質・土壌などを通じて環境や人体に有害影響が発生する懸念があることを明確に指摘しています。
また、品種改良によって作られた新品種がアレルギーを引き起こすケースがあることも報告されています。
一説では、米アレルギーは農薬や化学物質などが起因しているともいわれており、「慣行栽培のお米だとアトピーが出てしまうけど、無農薬のお米に切り換えたら出なくなったと」いう例はよくあるそうです。当店にもそのようなお声が寄せられています。
農薬の過剰散布によって作物に農薬が残留する可能性は、非常に高くなります。
そしてもうひとつの弊害は、田んぼに生息する生物たちも駆除してしまい、自然の生態系を破壊してしまうことです。稲につく害虫などを食べてくれる生物(益虫)までも駆除してしまうため、逆に害虫がわいてしまうのです。
さらに、害虫は農薬に対する耐性をつけてしまうので、また農薬に頼らなければならないという悪循環に陥ってしまいます。
昔の田んぼはトンボやカエル、ホタル、タニシなどといった生物の楽園でした。
しかし、最近の田んぼは生物の気配さえ感じないような気がします。
参考:厚生労働省「家庭用品に係る健康被害の年次とりまとめ報告」
参考:環境省「化学物質の環境リスク初期評価(第23次取りまとめ)の結果について」
参考:論文「遺伝子改変によって作られた食品のアレルギー誘発性」
アレルギーとは過剰な免疫反応
アレルギー反応とは体内に取り込まれた物質に対しての過剰な免疫反応の現れです。
症状は鼻水・発疹・痒み・咳などがあり、重症化すると呼吸困難に発展しアナフェラキシーショックを引き起こすなど、人によってさまざまです。
農薬がもたらす私たちの体と自然への影響は、思った以上に大きいものです。
農薬などは、発達障害や脳腫瘍などの健康被害を引き起こすともされています。
残留農薬の米や野菜を食べ続けることで、予期せぬ深刻な疾患につながる可能性も否定できません。
参考:日本毒性学会学術年会「農薬ネオニコチノイドの曝露による哺乳類の脳発達への影響—自閉症、ADHDなど発達障害急増のリスク因子—」
自然栽培米ならアレルギーの方でも安心
このような事例を背景に、無農薬・無肥料の野菜や果物、加工食品、添加物を避ける生活を続けた結果、全ての食物アレルギーをはじめとする体の不調がなくなり健康に過ごせるようになったという報告があります。
また、学校給食で無農薬の食材を導入したところ、子どもたちの残食率が減少したという事例も報告されています。
無農薬・無肥料の農産物は、心身に良い影響をもたらすといえるでしょう。
自然栽培米は、無農薬・無肥料で育てられたお米なので、アレルギーの方でも安心してお召し上がりいただけます。
当店の自然栽培米は、自然栽培歴5年以上の田んぼで育てられたお米です。残留農薬の心配もありません。
小さなお子様からご年配の方まで、安心してお召し上がりいただけます。
食事の楽しさを広げ、免疫力を高くし、みんなで楽しい時間を過ごしたいですね。
参考:いすみ市「いすみ市における有機米の学校給食使用と有機米産地化の取組みに対する自己分析」
私たち「ナチュラルスタイル」は自然栽培の現状や考え方を広く知ってほしいと思っています。
今回の記事が参考になりましたら、ご自由にこの記事をシェアー下さい。
【参照元】なぜ、自然栽培米ならアレルギーの人でも安心安全なのか?