冨田自然栽培雑穀米は体あたたまるスープにも最適です
雑穀米は、手軽に食べられる健康に良い食べ物として注目を集めています。
最近は雑穀スープなども売られており、美容やダイエットに関心の高い女性には特に人気です。
一方で、「聞いたことはあるけど、どんな食べ物なの?」と雑穀について知らない方もいるのではないでしょうか。
雑穀とは一般的に、「米と小麦以外に日本人が利用している穀物の総称」のことです。
玄米、あわ、きび、ひえの他、ごまやそば、大豆も含まれ、数えきれない程の種類があります。
<目次>
雑穀米の歴史と特徴
日本における雑穀の歴史は古く、縄文時代の遺跡からさまざまな雑穀の種が見つかるなど、紀元前3000年よりも前から栽培されていたといわれています。
多くの雑穀はさまざまな自然条件に適応する特性を持っており、厳しい環境下でも育つといわれています。紀元前から今日まで栽培されてきたのは、力強い生命力を宿しているからでしょう。この雑穀の特性は地球温暖化にも適応できるとして、持続可能な農業の観点からも注目されています。
現在の餅類は米粒を潰して作られますが、奈良時代以前までは雑穀の粉を潰してこね、蒸して作っていました。雑穀は大昔から神聖な食べ物として用いられていたのですね。
雑穀米は現在でも広い地域で栽培されており、茨城県の赤餅、京都府のきび餅・あわ餅・とち餅、岡山県のたかきび団子汁、宮崎県の稗がゆなど、郷土の食文化として伝承されています。
(画像引用:農林水産省「うちの郷土料理」)
雑穀の高い適応能力と優れた栄養面は、これから求められる持続可能な社会において、多様でバランスのとれた健康的な食生活につながることが期待されています。これを背景に、2023年は国際雑穀年として国連に制定されました。
参考:日本雑穀協会「雑穀の定義」
参考:農林水産省「令和6年度戦略的国際共同研究推進委託事業」
参考:農林水産省「うちの郷土料理」
参考:農林水産省「穀類」
参考:日本雑穀協会「国際雑穀年」
雑穀米の健康パワー
雑穀米には、注目すべき栄養が豊富に含まれています。
食物繊維
白米よりも2~4倍の食物繊維が含まれるとされています。便通の改善などに効果が期待できます。
ビタミン・ミネラル
ビタミンB群・鉄分・マグネシウムなどを豊富に含み、代謝の促進や疲労回復のサポートに効果的です。
抗酸化成分
黒米や赤米などに多く含まれ、生活習慣病や老化の予防に◎。
低GI
血糖値の急上昇が抑えられ、糖尿病リスクの軽減につながる効果が期待できます。
参考:厚生労働省「食生活改善指導担当者テキスト」
参考:厚生労働省「日本人の食事をめぐる状況と健康な食事」
冨田さんの作る自然栽培雑穀米と健康成分
私達が普段食べているお米は、ほとんどが近代に生まれた新しい品種のお米です。
それに対して、日本の古代米といえば、黒米、赤米、緑米です。
冨田さんは、その黒米、赤米、緑米を無農薬・無肥料で育てました。これを三穀米といいます。
さらにその三穀米に、人気のうるち玄米、黒大豆、大麦をブレンドしました。合わせて六穀米です。
黒大豆と大麦が異なった奥深い味わいを生み出してくれます。
冨田さんの雑穀米に含まれる健康成分を、以下ご紹介します。
緑米
亜鉛やマグネシウム、繊維質を豊富が含まれています。クロロフィル色素も多く含み、血液の浄化作用があります。そのほか造血作用や血中浄化作用、精神安定作用もあるといわれています。
黒米
ポリフェノールの一種のアントシアニンが含まれています。アントシアニンは、血管を保護して動脈硬化予防し発ガンの抑制に関係する抗酸化作用も認められています。
赤米
玄米の果皮・種皮にカテキン・タンニン系(ポリフェノールの一種)の色素を含みます。血中のコレステロール低下作用、血糖値改善作用があるといわれています。
大麦
食物繊維が豊富に含まれています。腸内環境や便の排泄をスムーズにする作用があります。
黒大豆
大豆の成分イソフラボンが含まれています。イソフラボンは骨粗しょう症を予防したり、さまざまな不定愁訴の改善に効果が期待できます。さらに、ポリフェノールの一種のアントシアニンが含まれます。活性酸素の中和や解毒作用などの効果が発見されています。黒大豆=大豆の栄養分+アントシアニンなのです。
古代米の強い遺伝子の雑穀米を自然栽培という厳しい環境で育て、さらに自家採種することで、より生命力の高い雑穀米をお届けしています。
参考:論文「紫黒米・赤米・緑米の抗酸化活性と関連形質の品種間差異」
参考:一般社団法人和食国民会議「食品成分表2020にみる「和食と健康」
参考:全国精麦工業協同組合連合会「食物繊維は精麦から」
参考:日本食品標準成分表「大豆」
一緒に炊くだけじゃない!雑穀米の美味しい楽しみ方
雑穀米の美味しい食べ方として、お米に混ぜて炊く方法は、手軽かつ雑穀本来の味わいを堪能することができるシンプルな方法です。
寒い時期には温かいスープにしても、美味しく召し上がることができますよ。作り方は簡単です!
♦雑穀スープ(3~4人分)
【材料】
・冨田自然栽培三穀米または六穀米…30g
・水…600cc
・固形スープの素…2個(10g)
【作り方】
1.鍋に雑穀米と水を入れ、沸騰したらスープの素を入れる。
2.そのまま10分ほど煮て、完成。
※根菜類を一緒に入れて煮ても美味しくなります。
※鶏ガラスープ、中華スープ、トマトスープにしてもそれぞれ違った味わいが楽しめます!
雑穀米(古代米)をお米と一緒に混ぜて炊くと、さらに深みある味わいのご飯を楽しむことができます。
そのご飯を食べ続けると、雑穀米なしで炊いたご飯は物足りなく感じるようになるほどです。
この機会にぜひ、雑穀米を楽しんでみてください。
私たち「ナチュラルスタイル」は自然栽培の現状や考え方を広く知ってほしいと思っています。
今回の記事が参考になりましたら、ご自由にこの記事をシェアー下さい。
【参照元】冨田自然栽培雑穀米は体あたたまるスープにも最適です