ココアやゼリーにも!棄てずに活用する黒豆の煮汁

おせち料理には欠かせない黒豆。
黒豆には「まめに働く」「まめに暮らす」など語呂合わせもありますが
元氣・丈夫・健康という意味もあります。

おせち料理に出される黒豆は甘露煮が多いですが
おせち料理以外にも、豆大福や黒豆茶にも使われています。

黒豆を調理するときに出る黒い煮汁。
そのまま棄てていませんか?

実は、煮汁にも
棄てるにはもったいないほどの栄養が豊富に含まれています

そんな煮汁の健康パワーと
ご家庭でも簡単に生かせる活用術について、ご紹介します。

煮汁に含まれる栄養

黒豆煮汁

黒豆を調理する際、
大抵、水に付けたり煮出したりして下ごしらえをします。
このとき、煮汁に多くの栄養素が流れ出しています。

では具体的に、どのような栄養が煮汁には含まれているのでしょうか。

まず、黒豆の黒い色素に含まれるアントシアニン
アントシアニンは血液をサラサラにしたり
老化防止に高い作用があるといわれています。

血圧計

次に、サポニンという栄養素も含まれています。
このサポニンは、喉の粘膜を潤す作用があります。
従って、咳や痰などによる炎症を防ぐ効果が期待できます。

昔は、喉が痛くなったり乾燥したりすると
黒豆の煮汁を飲んでいました。
先人たちの知恵がこうして今も語り継がれているのですね。

体調不良

さらに、血管を拡張するビタミンE
余分な塩分を排出する働きのあるカリウムも豊富なので
血圧を下げる効果も期待できます。

そのほか、グリシニン、リノール酸リグニン、リノレン酸など
悪玉コレステロールを下げたり、中性脂肪を下げる働きのある栄養素も含まれています。

肥満

黒豆の煮汁は、高血圧や動脈硬化など
生活習慣病を予防する強い味方なのです。

煮汁の活用術~ココアやゼリーなどのスイーツにも!~

黒豆ゼリー

残った煮汁は、お湯や水で薄めてそのまま飲むことができます。
黒豆本来の素朴で懐かしい味がして
寝る前に飲むと体が温まり、リラックスして眠りに就くことができます。

温めた煮汁にミルクを加えれば、黒豆ラテになります。
市販のココアを加えれば、甘すぎず香ばしいココアに早変わり。

ラテ

寒天やゼラチンを加えて、ゼリーにすれば
お子様も喜ぶスイーツができますね。

無農薬・無肥料で黒豆を作っている冨田さん

冨田自然栽培丹波の黒大豆天日干し

熊本県菊池市七城町の農家、冨田親由さんは
無農薬・無肥料の自然栽培で黒豆を作っています。

冨田さんが作っている黒豆は「丹波の黒大豆」とよばれる
高級黒豆です。人気グルメマンガ『美味しんぼ』でも登場し
食通の間ではファンも多い豆です。

丹波の黒大豆は、昔から「黒いダイヤと呼ばれるほど貴重な食べ物でした。
特徴は、通常の黒大豆の3倍以上の大きいことです。

黒豆比較

昔から、粒が大きいほど「縁起が良い」とか「景気がよくなる」といわれています。
丹波の黒豆は縁起物としても重宝されてきたのです。

さらに煮ると美しい艶のある黒色となり
独特のコクや甘みに加え、濃くて深い味わいです。

冨田さんの畑では、ご家族で丹波の黒大豆を無農薬・無肥料で育てています。

丹波の黒豆

栽培が難しく、機械を使用するとキズ豆や割れ豆が多くなってしまうという丹波の黒豆は
一つ一つ丁寧に手間暇をかけて育てる自然栽培こそ向いているといえます。

冨田さんは、収穫後の丹波の黒大豆を天日に干して乾燥させます。
一粒一粒、黒大豆の状態を見て選別しお届けしています。